「ブリリアントカット」と「ローズカット」

こんにちは。sowi代官山店の大江です。

今回のブログは「ダイヤモンドのカット」についてのお話です。

皆さまは、「ダイヤモンド」と聞くとどんなイメージがありますか?
無色透明で、キラキラしていて、、、そんなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

ダイヤモンドの美しい煌めきは、ダイヤモンド自体が持つ品質もありますが、輝きを左右するのは人が行う「カット」による影響が大きくあります。
宝石のカットと言ってもいろいろな種類がありますが、今回はsowiでも取り扱いがある「ブリリアントカット」と「ローズカット」のお話です。




【ブリリアントカット】
このカットはジュエリーにセッティングされている宝石に、実に57面または58面のカット面が存在します。
(1面の差は、ダイヤモンドのとがったところ(キュレット)を面取りするかどうかによります。カットする宝石が小さい場合など、キュレットの面を省略し、とがったままに仕上げることがあります)



このカットは光を最も効率よく反射し、宝石が美しく見えるカットであると言われています。中でも「ラウンドブリリアントカット」という丸いシェイプのブリリアントカットは、光の屈折率や反射を数学的に解析し、ダイヤモンドを最も美しく輝かせるカットだと言われています。
もちろん、この「ブリリアントカット」は他の宝石にも広く使用されるカットですが、このカットを最も生かすのは、ダイヤモンドなのです。

華やかで存在感のある輝きが特徴です。おそらく多くの方がイメージするダイヤモンドの形はこの「ラウンドブリリアントカット」であり、実際に多くのジュエリーショップでも取り扱いがあります。


【ローズカット】

こちらのカットは16世紀~17世紀によく見られオールドカットです。
カット面の数は12面。当時はまだ電球のない時代に、キャンドルの揺らめく灯で魅力的な輝きを見せており、当時の貴族たちの夜会で好んで使用されたそうです。



ローズカットの名前の由来は、まるでバラの蕾を思わせるような三角形のカット面があることからです。
透明感があり、このカットを施したダイヤモンドを覗き込むと、反対側が透けて見えます。
少し落ち着きのあるデザインやアンティーク調なデザインによく似合うカットです。


私はよくsowiの店頭でもご紹介するのですが、「ブリリアントカット」と「ローズカット」とのダイヤモンドを並べると、その輝きの違いに皆さま驚かれます。

同じダイヤモンドでもカットの違いでこんなに差が出るなんて!と思わず笑顔になってしまいます。


コーディネートに取り入れる際も、このカットの違いを楽しむとよりジュエリーが楽しくなります!


輝きが華やかな「ブリリアントカット」は単体でお召しいただくと洗練された雰囲気になります。



地金の華奢なリングと合わせると、カジュアルな装いにもよく合います。



また、マラケシュなどの小ぶりなカラーストーンなどと組み合わせて遊び心を取り入れるのも素敵です。






透明感が美しい「ローズカット」は、単体でお召し頂くのがおすすめです。クラシカルな雰囲気をお楽しみ頂けます。



sowiでご用意しているシークレットウィッシュの場合は、お召し頂いたお指と異なるお指に、マイクロセッティングのような繊細でキラリと輝くダイヤのリングを添えると、華やかさも演出できます。



ぜひダイヤモンドのカットの違いによるジュエリーの楽しみ方もおためしくださいませ。

大江でした♪